B御贈位記念碑


●御贈位記念碑
 明治十四年五月三十一日蒲生先生の没後六十九年に、特旨をもって国より正四位の位階が追贈された。この御贈位により宇都宮、東京の有志間で二荒山神社境内に一大記念碑を建てその志操功績を不朽に顕彰しようとする話が起り、全国的の資金募集が行なわれた。その結果全国有志の賛同を得て明治二十二年六月十二日、碑の高さ三、六米巾二、四米の仙台伊奈石の堂々たる大碑が大谷石台上に厳然と建てられた。
 現在神社西参道北側に移された『贈正四位蒲生君平碑』がそれである。篆額が大勲位有栖川熾位親王の御染筆で、選文は文学博士重野安繹、書は元老院議官巌谷修氏の手になっている。十年前この碑が道行く人にかえりみられないのを憂えて、市内の高崎久雄氏が自費を投じて説明板を碑前に設置した。碑面の選文が難解で読みづらいので、漢文を読み下しにした印刷物を希望者に頒布するよう二荒山神社社務所に委託してある。